今年一年ありがとうございました。
久しぶりの更新になりまして申し訳ありません。 今年度1年間主将を務めさせていただきました、LB#11鈴木です。 すでにご存じだとは思いますが、本年度のタイガースの成績は1勝3敗1分けという結果に終わりました。さまざまな方の応援、ご期待に応えられない形となってしまい、申し訳ありません。
思えば1年前、4年生とはどうあるべきかをひたすら考え、主将を誰にするかを新4年全員で考えていました。私たちの学年では主将となる候補が多く、主将決めは極めて難攻したことを覚えています。そして4年全員で喧嘩ぎみの口論になりながらも選ばれたのが自分でした。俺が主将になってこのタイガースを2部昇格に導いてやると思ったと同時に、不安はありました。
当時の私は春季オープン戦での膝の靭帯を切ってしまう怪我をし、復帰までは手術をしてから9か月はかかるといわれていました。手術をしたのが9月でしたので、復帰は6月以降という状態でした。そんな私に部員たちはしっかりとついてきてくれるのか、正直不安でした。
今だから言えますが、コーチの方、OBさんから私たちの代が期待されていることはものすごく感じていました。そんな方々の期待に応えられなかったのが本当に申し訳なくて…。監督、コーチ、マネージャーを含むスタッフの方に勝利をプレゼントしたかったです。恩返しをしたかったです。また今年入ってきた多くの1年生にフットボールの楽しさを知ってもらいたかった。これが本音です。
今、シーズン戦のすべてが終了し、フットボールのない生活をしているともっとしたかったなと心から思います。普段は絶対に涙を見せることのないLB#42の箭内が最終戦の試合後に「もっと一緒にやりたかったね」と涙ながらに言ってきた時は、本当にこのメンツで二度とフットボールをすることはできない思うと涙が止まりませんでした。
来年以降の後輩たちには絶対にこんな思いをさせたくありません。今からできることにはすべて協力していきたい思います。
私は大学生活のすべてをこのタイガースに捧げていました。恋愛も遊びも全くしませんでした。しかしそれでも仲間がいたから全く苦に感じることはありませんでした。
本当に悔しいです。いま、こうしてフットボールのない生活を送っていても全く生きた心地がしません。それほど私にとってフットボールというのは大きな存在だったのだと思います。
この4年間タイガースで学んだことは今後の人生で必ずプラスになると信じています。またそれ以上にこの同期の仲間16人と今後も一生の付き合いができることがこの4年間の最大の収穫であると私は思っています。今後、16人は様々な場所でそれぞれの生活が待っています。しかし、毎年1度は顔を合わせて近況を知れたらうれしいなと思います。
最後になりましたが、1年間タイガースを応援してくださった方々、応援本当にありがとうございました。今後もタイガースをそして後輩たちをよろしくお願いします。
また、1年間こんな俺についてきてくれた後輩たち、1年間ありがとう。お前らなら絶対に強くなれる。まずは2部昇格を目指して頑張れ。応援している。
2012年度 新潟大学アメリカンフットボール部タイガース 主将LB#11 鈴木一寿
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